生地・・・・羽毛と同じか、それ以上に重要と考えています。
先ずは一言、羽毛の専用の生地はダニを通さないのでご安心下さい。 ダニの大きさは約0.2mm、生地の目はそれより小さいのが普通だからです。
「しなやかな生地を両面に使っているもの」が羽毛のソフトな肌沿いを発揮させる良い生地です。
表面には「絹・絹混」「超ソフト生地」を使っているのに「表裏面の感触に著しい差があるもの」は表示がどんな良くても「粗悪品」と判断しています。
最近、綿とポリエステルの混紡生地が多くなりました。軽量で薄物などは乾燥が早いのでお洗濯がご家庭で出来るものも増えています。代表的な生地はKAGEYAMA社のエヴィート(R)、インビスタ社のマイクロマティーク(R)があります。
価格面ではエヴィート(R)、密度や耐久性、柔らかさではインビスタ社のダクロン(R)マイクロマティーク(R)の混紡生地がエヴィートより優れています。
思うに、エヴィート(R)は羽毛よりポリエステルなどの化学繊維綿の方が良いかと思います。
本来は同じのはずですが基本になる生地の糸が超長綿の60双糸、80双糸・・と言っても染色やその肌触りは広告だけでは判断が難しいものも有ります。 一番良いのは直にその羽毛布団を触って見るのが良いでしょう。「良い生地はガサガサ・パリパリしていません。」
※60双糸、80双糸とは生地を織る糸の太さ(デニール)と織り方の呼び名です。
「なにはともあれ、羽毛布団は少なくとも10年はメンテナンス無しで使うものと思っていますので・・・・。」店主
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