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 打ち直しのお布団が出来るまで

打ち直し前の敷き布団 打ち直し(リフォーム) をする敷き布団が お店に到着した状態です。 これから生地を開けて 敷き布団の中の綿の状態を見ます。

打ち直し前の敷き布団

生地を開いたので中の綿が見えます。

手のひらで布団を上下から押さえてみると「芯」の部分がやや硬い感じがしました。

この部分はおそらく何年も前から打ち直しをして使っていた古い綿が「芯」になっていると思われます。

生地も弱っていたので腰の部分はつまんで軽く引っ張るだけで簡単に裂けてしまいました。

打ち直しもだいぶ長い間出来なかったようです。


打ち直す前の敷き布団

白い綿に着いている青黒っぽく見える部分は主に繊維の折れた綿とすり切れた生地の繊維です。

これは生地の目が詰まっているのでクリーニングだけでは取り除けません。

※ちなみに羽毛布団も同じです。

(ホコリも綺麗にはなりますが・・・)


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打ち直す前の敷き布団

綿を中心部に向かってより分けて見ると表面とは違う種類の綿が見えて来ました。

永年経ったお布団は「新しい綿でもとからある古い綿を包む仕立」が良くわかります。

周りに巻いてある綿はいくらか元気です。

特に中芯になっている綿は油分が減ってかなりへたって硬くなっています。

おそらく芯の部分の通気が悪く陽に干しても硬かったはずです。

繊維も折れやすく軽く叩いただけでもホコリが出ます。

油が切れて錆びたバネの様なので「コシ」がほとんどありませんでした。


打ち直す前の綿

綿をアップにしてみました。
色の違いがわかります。

中心の少し茶色い部分がおそらく25年以上経っている綿です。

この部分の綿は油分も無くカサカサして綿としての寿命が感じられます。

左右の白い綿は外側(巻き綿)に使っていたもので比較的新しい綿のわたです。

これから、この綿の「打ち直し」をして使える良い部分を製綿して再利用します。

もちろん悪い部分は処分します。


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打ち直す前の綿

写真左の少し茶色い方が内側になっていた綿です。

綿100%のはずでしたが実際は化学繊維が約30%ほど入っていました。
このお布団の場合、化学繊維の「質」が良かったので問題はありませんでした。

右側の白い綿は外側に使っていたもので比較的新しいもめん綿です。

全体には古い綿が80%位、新しい綿が20%といったところでした。

当店ではこれからこの綿の古くて切れそうな部分やホコリを出来るだけ取り除く打ち直しと言う加工をします。

元の綿が極端にへたっている場合にはこの時に新しい綿を混入する事もあります。

お預かりしたこの綿は油分が抜けてコシと張りがかなりへたっていました。もめん綿を足すと元綿がさらに重くなってしまうのでこの場合はテトロン綿を足す事にしました。

この時にご希望があれば防ダニ加工のポリエステル綿を足します。(追加料金は1枚につき¥2000です。)


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綿の打ち直しはカード式製綿機という機械で行ないます。
風の力も利用するのでホコリやダニの糞や死骸も良く取れます。

このカード式と言うのは綿の繊維を縦方向に並べてお互いに反発させて隙間を作る事が出来るので嵩が出て通気も良くなる製綿方式ですが加工に多くの時間がかかるので効率を考えると割高になりますのでいわゆる「特価向き」ではありません。

このカード式と言う方法は時間と手間がかかりますが当店では20年前から行なっています。

マキタではホコリも少なく、軽く、膨らみも良く出来るのでので40年以上前から行なっています。


「打ち直し」が完了した綿を敷き布団の生地の中に入れました。

糸でそれぞれの場所を綴じれば出来上がりです。


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敷き布団の完成です。

新らしい綿を混ぜたので全体にコシと張りが出ました。

古い綿でも陽に干した時に芯の部分が柔らかく感じるようでしたら「打ち直し」がオススメです。

もちろん芯を感じなければ、まだまだ大丈夫、芯の部分がダンボールのような硬さだったら買い替え時です。

あるお店の布団の職人は1日に20枚の布団を作るそうです。
布団の綿入れ技能士の指導員でもある父から直接、作り方を受け継いだ私はどうしても1枚作るのに多くの時間がかかってしまいます。

1日頑張って作ってもせいぜい5〜7枚が限度です。

1枚、1枚丁寧にお仕立て致しますので
少しお時間を頂く事になりますが確実な出来ばえを実感してみませんか。

今お使いのお布団が気になったらお電話や質問のメールを頂ければ嬉しいです。

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