羽毛布団へのこだわり(おせっかいですが一見の価値有り) |
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●羽毛と羽根は違います。 簡単に言うと羽毛は羽軸がほとんど無く、羽根は羽軸が毛の先まで有ります。 羽軸とは毛の部分が付いているボールペンの芯の様な形をしている軸の事です。 例えば耳掻きの先についているふわふわしている「綿毛」がダウンで、芯があり薄く平たい部分が「羽根」と思って下さい。
羽毛は立体的でタテ・ヨコ・高さに広がりますが、羽根は平たく嵩は無く「羽軸」がガサガサとうるさく、時にはチクチクと痛いときもあります。 特に大き目な羽根は「羽軸」が折れると中の粉のような組織が出る事もあります。 粉はダニの餌になるのでダニが嫌いな人は要注意です。 (粉はダニを通さない羽毛布団の専用生地からでも外に出ます。)
「フェザーよりダウンが良い」と言われるのはソフトな肌沿いと充分な嵩だかにあります。
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●良い羽毛は? もちろん寒い冬を越してきた成熟した親鳥の羽毛です。 ダック(あひる)でもグース(がちょう)でも「大きく強い嵩のあるダウン」を持っています。 子供のグースなら大人のダックの方がずっと良い素材です。 どう考えてもフェザーはダウンを超える事は出来ません。空気の取り込みはフェザーは平面、ダウンは立体で
ダウンの色は全く関係なくて「シルバーダウン」や「ナチュラルダウン」などと言って灰茶色ですが良質のものも多く出回っています。 アイダーダウンやネオ・アイダー等といわれる何十万円から百万円以上もする超高級品(希少価値)はむしろ、茶やグレーの本来の鳥の羽毛の色をしています。
多くは食用に育てたアヒルやガチョウから機械で羽毛を採る事が多いのですが、良いものは羽毛が痛まないように手で採ります。この事をを「ハンドピック」といいます。(英語でもそのままですね)
名が通っていて上等なものとしては「アイダーダウン」や「エッグダウン」、「マザーグース」などがあります。 産地はポーランド、ハンガリー、フランス、イギリス、ドイツ、ルーマニア、カナダ、中国、ロシア、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、アイルランド等など・・・など特に北半球の国の寒い地方が産地として数多くあります。
どの地域でも野菜などと同じで毎年出来具合が変化していますので地域の差よりも気象条件と生産努力が品質の違いとなっていると思います。 |
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●混合率って・・? 「混合率が95%というのは、ダウンが95%でフェザーなどが5%で混合のものということです。」 この表示には記述に少し注意が必要です。 細かく言うとフェザーとありますがスモールフェザーとは違いますので・・・この場合は触ると「羽根」(フェザー)の大きさが誰でもよくわかります。
スモールフェザーは「短くて羽軸が細くしなやか」、フェザーはいわゆる「羽根」です。 混合率は許容範囲が数%と言う事まで考えると比率は目安と考えたほうが良いでしょう。
日本工業規格(JIS)ではダウン50%以上のものを「羽毛布団」ダウン50%未満のものを「羽根布団」といいます。
混合率の限度は機械でダウンとスモールフェザーなどを選別しますのでダウンの比率の上限は97%位と言われています。
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●生地・・・・羽毛と同じか、それ以上に重要と考えています。
先ずは一言、羽毛の専用の生地はダニを通さないのでご安心下さい。 ダニの大きさは約0.2mm、生地の目はそれより小さいのが普通だからです。
軽くてしなやかな生地を「両面」に使っているものが羽毛のソフトな肌沿いを発揮させる良い生地です。
ちなみに私は表面には「絹・絹混」「超ソフト生地」を使っているのに「表裏面の感触に著しい差があるもの」は表示がどんな良くても「粗悪品」と判断しています。
本来は同じのはずですが基本になる生地の糸が60双糸、80単糸と言っても染色やその作り方によっては広告だけでは判断が難しいものも有りますので一番良いのは直にその羽毛布団を触って見るのが良いでしょう。
※60双糸、80単糸とは生地を織る糸の太さ(デニール)と織り方の呼び名です。
「なにはともあれ、羽毛布団は少なくとも10年はメンテナンス無しで使うものと思っていますので・・・・。」店主 |
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●仕立・・・・意外と知らないこの縫製
少し前までは表面の生地と裏面の生地を直接縫い合わせる通称「ベタキルト」または「平キルト」と言う縫製方法をしていました。 これはとてもふくらみが良くて見た目には「暖かそう」でも・・・縫い目の部分には「生地」しかないのでスカスカしているので「冬用」として専門店ではお薦めしていません。特価品に良くある「見た目」重視の旧式の縫製です。 宣伝では「見てください。いいふくらみしてますよ。・・・・」「高級品特有のパワーを感じますね。」等々・・には要注意です。 最近ではこの縫製は主に薄いダウンケット(肌掛け)等に使われています。
◇上記の表生地と裏生地の間に3〜5センチほどのバイアス生地を縫製したのが「立体キルト」と言われているものです。 現在では羽毛布団のほとんどはこの縦の仕切りの有る縫製をしています。 縫い目の部分も上下の生地の間のバイアス生地のおかげで薄くても十分な「暖かさ」が得られる工夫です。
縫い目の形(方法)はいろいろですが最近はさらに肌沿いが良くなるように上下の間を二重にした「二重キルト」「ツインキルト」等が高級品の定番になっています。(右図参照) |
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